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ビジネス・アイデア0002:コンビニ・デリバリーサービス
コンビニエンスストアは3つのコンビニエンス(便利)から
成り立っていると言われています。
それは、立地・時間・品揃の3つですが、
今回提案するアイデアは、より便利な立地について
検討したものであります。
私も普段よくコンビニを利用しますが
たまに次のようなことを思うことがあります。
・夜遅くてコンビニまで出掛けるのが面倒
・必要なものはあるが、今の場所から離れられない
とても便利なコンビニですが、
この様なニーズを満たすまでは至っていません。
そこで思いついたのが、
コンビニのデリバリーサービス(宅配)であります。
これが実現されれば、立地面でより便利なサービスを
享受することができます。
そこで、このビジネスの事業性について
以下の二つに焦点を当て、検討してみたいと思います。
①事業投資
コンビニのデリバリーサービス自体は新たな業種ではなく
既存コンビニが提供する新サービスと捉えています。
事業を一から立ち上げたり、
異業種からの参入は莫大な投資を必要とします。
また、コンビニでは1店舗あたり約2,500品目(※1)の商品を
取り扱っていますが、これらをトラックで常時運ぶことは
物理的に不可能と思われます。したがって、既存のコンビニ店舗が
サービスを提供するものであると考えます。
その意味で言えば、この提案は
デリバリー・コンビニ(=宅配専門コンビニ)ではなく、
コンビニ・デリバリーサービス(=コンビニの宅配サービス)
と捉えるべきであると考えます。
②事業システム
上記①の内容を基に考えた場合、基本的な事業像は
既存のコンビニ店舗を中継点とする宅配システムが考えられます。
しかし、問題となるのは客単価であります。
コンビニの平均客単価は588.8円(※2)ですが、
宅配に関わる人件費・輸送費を勘案すると
上記を上回る客単価でなければ事業としての採算は困難であります。
したがって、ある一定金額以上の購入が
宅配の対象になるよう設定する必要があると考えます。
しかし、予想される顧客ニーズは前述した様なものであり、
店舗で買い物をしている時のように「あれもこれも欲しい…」などの
ケースは考えにくく、顧客の購買行動をベースに考えれば、
むしろ、上記平均単価以下でなければ利用されないものと考えます。
したがって、この事業を成り立たせるためには
この隔たりを埋める必要があります(=成功のカギ)。
たとえ、ポテトチップス1個の注文であっても宅配し、
尚且つ、588.8円を超える客単価を実現するシステム…
これがこのビジネスの本質であると考えます。
その方法はアイデア次第で実現可能であると考えます。
例えば、各コンビニエンスストアが提供している
あるサービスと組み合わせることで
宅配要件となる一定金額を確保することも十分に可能であります。
勿論、このビジネスを展開するにあたっては
上記で挙げた問題以外にも様々な課題をクリアする必要があります。
また、そもそも最初に挙げたようなニーズが私個人としての
少数意見であればビジネスとして成立することはありません。
しかしながら、現在飽和状態にあるコンビニ業界において
更なるコンビニエンス(=便利)を消費者に提供できる企業こそが
勝ち残っていくものであると考えます。
それに対して、このアイデアが
一石を投じるものになれば幸いに思います。
※1
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
ホームページより
※2
社団法人日本フランチャイズチェーン協会
「CVS統計年間動向(2007年1~12月)」より
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